USBマイクおすすめ5選!選び方も解説します【2023年】

レコーディング

この記事では、

  • USBマイクの選び方
  • おすすめのUSBマイク

について解説します。

USBマイクとは?

USBマイクは、パソコンのUSB端子に直接接続して録音することができるマイクです。

USBマイクでない一般的なマイクでは、マイクとパソコンに接続するには、マイクとパソコンの間にオーディオインターフェイスを接続する必要があります。

USBマイクには、通常のマイクではオーディオインターフェイスで行うA/D(アナログ/デジタル)変換機能が内蔵されています。

そのためオーディオインターフェイスが不要で、パソコンとUSBマイクだけでかんたんに録音することができます。

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USBマイクの用途

USBマイクは、YouTubeやポッドキャストの録音、配信や、会議、インタビューの録音などに最適です。

USBマイクとパソコンのみで録音できるため、外出時の録音にも適しています。

また、ボーカルやアコギの録音などにも使うことができます。

USBマイクのメリット・デメリット

メリット

USBマイクのメリットは、オーディオインターフェイスが不要なので、オーディオインターフェイスを買うお金がかからず、また、かんたんにセットアップできることです。

  • オーディオインターフェイスが不要
  • コストが安くつく
  • かんたんにセットアップできる

デメリット

USBマイクのデメリットは、マイクの選択肢が少ないので、音楽制作でマイクの音質にこだわりたい場合には、あまり向かないことです。

USBマイクでない一般的なマイクなら、様々なマイクから好きな特性のものを選ぶことができ、またオーディオインターフェイスも高音質なプリアンプを搭載しているものなどを選ぶことができます。

  • マイクの種類が少ない

USBマイクの選び方

ダイナミック/コンデンサー

マイクには主に、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。

ダイナミックマイク

ダイナミックマイクはカラオケなどに置いてある、一般的なタイプのマイクです。

音楽のライブでのボーカル用や、イベントの司会や、会議やインタビューの録音、YouTubeや配信の録音など幅広く使用できます。

ダイナミックマイクは、頑丈で扱いやすく、保管にも特に気を使う必要がありません。

ロック系のボーカルやギターアンプ、ドラムなど、大音量の録音に向いています。しかし、小さな音の録音には不向きで、また周波数レンジが狭いので高域が弱く少し暗めの音になります。

ダイナミックマイクは、ノイズを拾いにくく、手で持って使うことができます。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは、小さく繊細な音も録音でき、また周波数レンジが広いので明るい音で録音できます。

音質にこだわりたいときにおすすめのマイクです。

構造が繊細で故障しやすいため、音楽のライブで使われることはありません。音楽用途では基本的にレコーディングスタジオで使われます。ボーカルやアコギ、ピアノなどのアコースティック楽器の録音に向いています。YouTubeや配信の録音などにも使用できます。

保管時に湿度を管理しないと故障してしまうので、専用のケースなどに入れて保管する必要があります。

また、感度がよく小さな音も録音できるため、パソコンやエアコンなどから出るノイズや、部屋の残響音などを拾いやすくなるので、吸音などを施していない部屋などでは適切に録音できない場合があります。

コンデンサーマイクは、手で持つとノイズが発生するので、常にスタンドに設置して使う必要があります。

ヘッドホン出力

ヘッドホン出力がついているマイクでは、マイクで拾った音をレイテンシー(遅れ)なしで直接モニタリングできます。

ヘッドホン出力がない場合は、アナログ/デジタル変換やDAW内での処理、デジタル/アナログ変換などを経てからパソコンのヘッドホン端子から出力されるため、レイテンシーが発生します。

XLR出力

USBマイクには、一般的なマイクと同様のXLR端子がついているものがあります。

XLR出力があると、XLRケーブルでマイクとオーディオインターフェイスをつなぐ一般的な方法での録音も可能になります。

ビットデプス/サンプリングレート

ビットデプスとサンプリングレートは、音をデジタルデータに変換したときの解像度を示すものです。

ビットデプスとサンプリングレートが大きくなるほど、より高音質になりますが、データ量が大きくなります。

24ビット/96kHzであれば十分な高音質です。

CDの音質は、16ビット/44.1kHzです。

おすすめUSBマイク

Shure / MV7

Shure / MV7

Shure(シュア) / MV7 は、ポッドキャスティングとコンテンツ作成用にカスタマイズされたUSBダイナミックマイクです。

USBだけでなくXLR出力も備えており、デジタルまたはアナログで録音できます。

バックグラウンドノイズを排除するカーディオイドピックアップパターンを採用しています。

ヘッドフォン出力を内蔵しており、直接モニタリングが可能です。

ゲインとモニタリングレベルを調整するタッチコントロールストリップを備えています。

Audio-Technica / AT2005USB

Audio-Technica / AT2005USB

Audio-Technica(オーディオテクニカ) / AT2005USB は、ホームスタジオからライブまで幅広く使えるダイナミックUSBマイクです。

USBコネクタとXLRコネクタの両方を備えており、コンピュータでの録音からステージでのライブ使用まで対応できます。

また、ボーカルだけでなく楽器のレコーディングにも適しています。

ボリュームコントロール付きヘッドホン出力を備えており、直接モニタリングが可能です。

USBおよびXLRケーブル、三脚デスクスタンド、マイクスタンドクランプが付属しています。

Audio-Technica / AT2020USB+

Audio-Technica / AT2020USB+

Audio-Technica(オーディオテクニカ) / AT2020USB+ は、人気のコンデンサーマイク AT2020 をUSBマイク化したモデルです。

小型のダイアフラムを備え、ワイドな周波数レンジとすぐれたトランジェントレスポンスのためにカスタム設計されています。

内蔵のヘッドフォンジャックとボリュームコントロールにより、レイテンシーなしでマイク信号をモニタリングできます。

マイクと再生オーディオをミックスするミックスコントロールもあります。

三脚デスクスタンド、ピボットスタンドマウント、USBケーブル、収納ポーチが付属しています。

Audio-Technica / AT2020USB+
Audio-Technica
AT2020USB+

Rode / NT-USB

Rode / NT-USB

Rode(ロード) / NT-USB は、スタジオ品質のUSBコンデンサーマイクです。

マイクのベースにフィットするプレミアムポップフィルターが含まれており、不快な音の破裂音を低減します。

ヘッドホン出力を備えており、レイテンシーあんしでのモニタリングが可能です。

また、モニタリングレベルを調整し、録音したオーディオとマイク入力をミックスできるダイヤルも用意されています。

Mac OS X、Windows 8、iOSに対応しています。

三脚ベース、マイクスタンドマウント、ポップフィルター、USBケーブル、キャリングケースが付属しています。

Rode / NT-USB Mini

Rode / NT-USB Mini

Rode(ロード) / NT-USB Mini は、コンパクトで使いやすいUSBコンデンサーマイクです。

指向性カーディオイド極性パターンにより、ノイズを拾うことを防ぎます。

ヘッドホン出力を備えており、レイテンシーなしでのモニタリングが可能です。

ポップフィルターを内蔵しており、破裂音や不要なノイズを防ぎます。