この記事では、アコギ用アンプの選び方を解説し、おすすめのアコギ用アンプを紹介します。
アコギ用アンプとは?
アコギ用アンプとは、エレアコ用につくられているギターアンプです。
見た目は、エレキギター用のアンプと似ていますが、アコギ用の音質や機能となっています。
アコギ用アンプの特徴を説明します。
クリーントーンに適した音質
アコギ用アンプは、歪のないクリーントーンを鳴らすように設計されています。
アコギのサウンドを自然に増幅することができます。
エレキギター用のアンプは、歪ませることを前提に設計されているので、クリーンな音を出すのには向いていません。
ギターとマイク用のインプット
アコギ用アンプは、ギターとボーカル用のマイクから同時に入力できるように、2つのインプットがついているものが多いです。
アコギとマイクの2つをアンプに接続して、弾き語りをすることができます。
エフェクターを内蔵
アコギ用アンプは、エフェクターが内蔵されているものが多いです。
リバーブやエコーなどが搭載されていて、別途エフェクターを接続しなくても、アンプだけでエフェクトをかけた演奏が可能です。
アコギ用アンプの選び方
音量
アンプの機種により出せる最大の音量が異なります。どのような環境で使うかに合わせたアンプを選びましょう。
アンプの音量は、W(ワット)数により表されます。
- 30W~50W : カフェや室内のイベントスペースなどの小規模なライブ
- 60W~150W : 50人以上の規模のライブ
入力チャンネル数
ギターの音とマイクで捉えたボーカルをミックスしてアンプから出力したい場合は、入力が2チャンネル以上あるアンプが必要です。
入力が1チャンネルのアンプだと、別途ミキサーが必要になります。弾き語りの機材をシンプルにまとめたい場合は、2チャンネル以上あるアンプを選びましょう。
エフェクター
アンプにリバーブやエコーなどのエフェクターが内蔵されていると別途エフェクターを接続する必要がありません。
リバーブやエコーなどをかけると、より豊かなサウンドになります。
電源方式
アンプの電源には、下記の3種類があります。
- コンセント
- 内蔵バッテリー
- 電池
屋外ライブなどで、コンセントが確保できないような場所でアンプを使いたい場合は、内蔵バッテリーや電池で駆動するアンプを選びましょう。
おすすめアコギ用アンプ
Yamaha / THR5A
Yamaha(ヤマハ)/ THR5A は、大人気の小型アンプ「THRシリーズ」のアコースティックギター用モデルです。
出力は10Wで、自宅での練習用に最適です。
オーディオインターフェース機能を搭載しているので、アコギの音をパソコンに取り込んだり、パソコン内の音楽をアンプから再生したりすることができます。
Roland / AC-60
Roland(ローランド) / AC-60は、定番のライブ向けアコギ用アンプです。
60Wの出力で、50人を超えるライブにも対応できます。
重量が12kgと重いため、持ち運びには車などがないときびしいです。
Roland / AC-40
Roland(ローランド) / AC-40 は、カフェなどでの小規模なライブに最適なアコギ用アンプです。
35W出力で、重量はAC-60の半分程度のため持ち運びもかんたんです。
Roland / AC-33
Roland(ローランド) / AC-33 は、電池駆動も可能なアコギ用アンプです。
出力は15Wのスピーカー2つで合計30W(電池駆動時は20W)です。
上記の「AC-40」と異なり、電池駆動もできるのでストリートでの演奏などに最適です。
Roland / Mobile-AC
Roland / Mobile-AC は、ローランドのアコギ用アンプ「ACシリーズ」の中で最もコンパクトなモデルです。
AC-33と比べると奥行きが半分以下になっています。
出力は2.5Wスピーカーが2つの合計5Wです。
電池で最大15時間の使用ができるので、ポータブルに使用するのに最適です。
Roland / Cube Street
Roland / Cube Street は、路上ライブの定番アコギ用アンプです。
チャンネルは楽器用とマイク用の独立2チャンネルになっているので、路上で弾き語りライブをしたい方に最適です。
出力は5Wで、単3電池6本で最大15時間駆動できます。
Vox / VX50-AG
Vox(ヴォックス) / VX50-AG は、省電力で小型の新型真空管「Nutube」を搭載したアコギ用アンプです。
真空管ならではの暖かくマイルドなサウンドが特徴で、特に低音域の響きは豊かです。
50Wという大出力ながらも、コンパクトで軽量なモデルです。